「KOF XI」関東予選&決勝戦!
先日ビジネスデイも終わり、ここからが本番だとテンションの上がっているネオジオステーション助っ人のムラです。先日のビジネスデイと違って、東京ゲームショウ2006の二日目は一般入場も可能で、早朝から会場の外にはスゴイ行列! もちろん入場開始と共にSNKプレイモアのブースにまっしぐらな人も多数いたのです。そう、それは東京ゲームショウ2006の二日目に開催される「THE KING OF FIGHTERS XI」最強を決める対戦会「FIGHTERS 2006」へのエントリーを目指すファンたちの姿。開場後、あっという間に128名の定員枠は埋まり、午前10時30分から予選会がスタートとなりました。
■白熱の関東予選
予選会では128名のプレイヤーでトーナメントを戦い、関東代表の8名を選出。そして先日開催された関西地区予選を勝ち抜いた8名を交えてトーナメント戦を行い、日本最強の「THE KING OF FIGHTERS XI」プレイヤーを決定するというモノ。
草薙京役でお馴染みの野中政宏氏の開会宣言で予選会はスタートすると、ネオジオ博士やノナ氏といった開発スタッフの解説を交えながら予選は進行していきました。解説の合間には「投げキャラが好きなんですよ、耐えて、耐えて、耐えて、最後に逆転! なんてのはいいですね」と、ネオジオ博士が投げキャラへのこだわりを話したり、「オズワルドっているでしょう? あれね髪の毛をもっと薄くした方が良いとか、もっと濃くすべきだ! とか開発の途中でかなりもめたんですよ」との開発裏話で観客が爆笑するシーンなどもありました。また予選大会中に会場に何気なく目をやると、関西予選を勝ち抜いた猛者連中の姿がチラホラ。モニターを見ながら不敵な笑いを浮かべていました。イメージトレーニングはバッチリとうことでしょうか? 恐るべし関西勢!
関東予選は、128人から「赤塚ブルー」さん、「ハレごろ~」さん、「徳川家康」さん、「コウコウ」さん、「黒海太」さん、「レタス」さん、「ガチのすけ」さん、「りょん」さんの8名が勝ち残りました。予選を見る限りでは、先方にキムを使う人が多く、最初にキムを使ってゲージを溜めるのが、トレンドらしいですね。これはためになるなぁ。メモメモ。
予選の最後には関西予選の様子がムービーとして公開されたほか、関西勢の挑発的なコメントなども登場し、会場の雰囲気はますますヒートアップ。決勝戦への期待が高まるというモノです。
■ついに最強の座が!
決勝戦では関東と関西の優勝者と準優勝者はシードとなり、くじ引きによってトーナメントが作成されました。ここでハプニング? なんと完成したトーナメントは、皮肉なことに関西勢力つぶし合いとなってしまったのです。果たしてどうなる事やら……。
さすが決勝戦は高度なテクニックの応酬で、集まったギャラリーもシーンと静かになったままという異様な光景。おまけに解説者も話が追いつかないと苦笑いするほどで、みながモニターに見入ったまま。おまけに高度なプレイを一目見ようと時間が経つ毎にギャラリーは増え続け、なんと通路まではみ出しそうな勢い。正確には数えていないけどギャラリーは200人以上は確実にいたんじゃないでしょうか。実にスゴイ!
最終的に決勝戦は、関西予選の優勝者の「Wu」さんと「カオル」さんの対決。オーダーは両者共にキム(1st)、クーラ(2nd)、リョウ(3rd)の三キャラ。これは、まさに関西予選の決勝戦と同様の内容となりました。試合内容は「カオル」さんが優位に試合を進めたものの「Wu」さんが後半から巻き返し始め、関西予選の再来か? と思わせられましたが、残念ながら逆転はならず「カオル」さんの優勝となりました。かねてから「カオル」さんは、関西予選での借りは必ず返すと公言していただけに、嬉しそうな顔が印象的でしたね。試合が終了すると、静まりかえった会場には、激闘を演じたプレイヤーを称える拍手が……実に素晴らしい戦いでした。
決勝戦は、とにかくスゴイかったです。間合いの取り合いやキャラを上下に振るわせてのフェイント、さらにはスキがあれば技を出してゲージを溜めるなど、どのプレイヤーもまったく無駄のない動きだったようです。明日は「THE KING OF FIGHTERS MAXIMUM IMPACT2」を使った最強決定戦があるので、そちらもレポートしたいと思います。関西 vs. 関東の対決やいかに?